玄関ドアが開かない場合の原因は4つ!原因別の対策と予防策を解説します。

玄関ドアが開かない場合、原因は主に3つあります。なにが原因で玄関ドアが開かないのか、まずは状況を把握し、どういった対応が適切なのかを判断しなければなりません。

力任せに玄関ドアを開けようとすると、玄関ドア自体が破損する恐れがあります。賃貸住宅の場合は、自己負担で修繕しなければならなくなるため、注意が必要です。

そこで今回は、玄関ドアが開かない場合に考えられる4つの原因と対応方法、さらに、玄関ドアが開かなくなる兆候についても解説します。玄関ドアが開かなくなったせいで家に閉じ込められたり、家から締め出されたりといった事態にならないよう、ぜひ知っておきたい情報です。

玄関ドアが開かない場合に最初にすべきこと

玄関ドアが開かない場合に最初にしなければならないことは、賃貸住宅であれば、管理会社や大家に連絡することです。

故障が原因で玄関ドアが開かない場合、鍵の専門業者を呼んで、修理を依頼する必要があります。しかし無断で修理を依頼した場合、修理代は自己負担になるケースがほとんどです。

玄関ドアに限らず、賃貸住宅の設備において何らかのトラブルが発生した場合は、まず管理会社や大家に連絡し、対応について相談しましょう。緊急時の連絡先として、管理会社や大家の連絡先をスマホの電話帳や手帳に記録しておくと便利です。

管理会社や大家に連絡したら、鍵の専門業者に修理を依頼します。持ち家の場合は、真っ先に鍵の専門家に連絡しましょう。

自分で対応できれば、手間やコストをかけずに済むと考えるかもしれません。しかし玄関ドアが開かなくなる原因は主に4つあり、原因によって正しい対処法が異なります。

誤った判断をもとに間違った対処をすると、より大きな修繕が必要になる点には、注意が必要です。

玄関ドアが開かない場合に考えられる4つの原因と対処法

玄関ドアが開かない場合に考えられる4つの原因とその対処法について、紹介します。

  1. 鍵穴の故障や一時的な不具合
  2. ラッチ部分の故障
  3. ドアノブやレバーハンドルの不具合
  4. 立て付けが悪くなったことによる玄関ドア本体の不具合

鍵の専門業者に依頼し修理するのが最善策ですが、原因が何なのかはっきり分かっており、手元に工具がある場合は、自分で対応できるケースもあります。

ただしどの場合も、慎重に作業をおこなう必要がある点、また万が一にも故障箇所を悪化させた場合、より高い修繕費がかかる可能性がある点を加味した上での自己責任となる点を、ご理解ください。

1.鍵穴の故障や一時的な不具合

鍵穴の奥で何らかの故障が発生している場合、玄関ドアが開かなくなることがあります。鍵穴は繊細かつ複雑な部分であるため、修理するには専門的な知識が必要です。自己判断で修理を試みるのでは、すぐに鍵の専門業者に修理を依頼してください。

ただし、鍵穴の奥にホコリやゴミなどが詰まったことによる一時的な不具合の場合、詰まっている箇所にもよりますが、自分で対処できるケースもあります。鍵穴の中にほこりやゴミが詰まっているのを確認できる場合は、先が細い掃除機で異物を吸い取ることで、ドアが開くようになる場合がありますので、お試しください。

2.ラッチ部分の故障

鍵のラッチとは、ドアを開け閉めする際にドアノブやハンドルの動きに連動して、飛び出したり引っ込んだりする部品です。ドアや扉を閉めた状態で固定する働きをします。

玄関ドアが開かない場合とは、ラッチが飛び出したまま引っ込まない状態です。つまりラッチを手動で引っ込ませられれば、玄関ドアを開けることは可能です。

しかしドライバーなどの工具を玄関ドアの隙間に差し込むと、ドア本体を痛める可能性があるため推奨できません。またドアと壁の隙間に差し込めるような薄いカード状のものでは、ラッチを引っ込ませるだけの力を伝えられない可能性があります。

ドアなどを傷つけない程度に試せそうな場合は、手動でラッチを引っ込める対応を試みるのも良いでしょう。

3.ドアノブやレバーハンドルの不具合

ドアノブやレバーハンドル自体が故障している場合は、鍵の専門業者による修理が必要です。故障の状態を悪化させないよう、速やかに修理を依頼しましょう。

4.立て付けが悪くなったことによる玄関ドア本体の不具合

玄関ドアや鍵穴、ドアノブやレバーハンドル自体には故障がないにもかかわらず、ドアの立て付けが悪くなったことで、玄関ドアが開かなくなる場合があります。

立て付けが悪いことが原因で玄関ドアが開かないケースは、地震のほか、築年数が長く20年から30年以上経っている物件で発生しやすい傾向です。

玄関ドアの立て付けが悪くなっている場合、リフォーム業者によるドアのリフォームや修繕作業を依頼しなければなりません。賃貸住宅であれば、まずは管理会社や大家に状況を報告し、早急な対応を要請しましょう。

玄関ドアが開かない場合にやりがちなNG行動

玄関ドアが開かないとき、良かれと思いやってしまいがちなNG行動を、3つ紹介します。

  1. 力ずくで開けようとする
  2. 鍵穴用ではない潤滑剤を入れる
  3. 針金や爪楊枝などを鍵穴に入れる

1.力ずくで開けようとする

玄関ドアが開かない場合に思わずやってしまいがちなのが、力ずくでドアを開けようとすることです。

しかし力任せに玄関ドアを開けようとすると、鍵の他ドア自体が歪んだり変形したりする可能性があります。軽微な修理で開けられたはずなのに、ドアごと交換しなければならないような大きな修理に発展することも珍しくありません。

建物自体を傷つけないためにも、力ずくで玄関ドアを開けようとしてはいけません。

2.鍵穴用ではない潤滑剤を入れる

鍵穴がうまく動かず引っかかりを感じる場合、潤滑剤を入れることでドアが開くケースはあります。しかし必ず、鍵穴専用の潤滑剤を選ばなければなりません。また注入する量にも規定があります。

滑りを良くすれば良いからと考えて食用油を使ったり、他の用途で使用する潤滑剤を入れたりすると、故障の状態が悪化する可能性があるため、ご注意ください。

3.針金や爪楊枝などを鍵穴に入れる

ドラマや映画などで、鍵穴に針金などを差し込んで解錠するシーンを見たことはありませんか。これを真似て、鍵穴に針金や爪楊枝などの鋭利な道具を差し込んで、解錠しようとするケースがあります。しかしこれは、大変危険な行為です。

まず鍵穴は繊細なので、傷がついたことで、故障する可能性があります。また鍵穴の中で爪楊枝などが折れたことで、鍵そのものの交換が必要になることもあるでしょう。

玄関ドアが開かない場合は、自己判断せず、鍵の専門家に対応を任せると安心です。

玄関ドアが開かなくなる前に現れる5つの兆候

玄関ドアが本格的に開かなくなる前に、次のような兆候が現れるケースが多々あります。

忙しい日々の中で見逃しがちな、些細な兆候ばかりです。しかし玄関ドアが開かなくなる事態を未然に防ぐために、違和感を感じることがあれば、早めに各専門業者に点検を依頼しましょう。

玄関ドアが開かなくなる前に現れる兆候兆候が現れる原因点検・修理を依頼できる業者
玄関ドアの開閉がスムーズにいかない蝶番やネジの歪み ラッチの劣化など建具屋
玄関ドアを開閉する際に異音が発生部品の摩耗や潤滑油不足鍵の専門業者や建具屋
玄関ドアが完全に閉まらないラッチの劣化やドア枠の歪み鍵の専門業者や建具屋
玄関ドアを閉めた時にドアが枠に対してずれた位置で閉まるドア全体の傾きや立て付けの悪化リフォーム会社や建具の専門業者
鍵がスムーズに回らない錠部分の部品の劣化や故障 鍵穴の中に異物が詰まっている 潤滑油不足鍵の専門業者

ただ上記の兆候が現れていても、複数の原因が複合的に関連しているケースもあります。玄関ドアが開かない場合や、その兆候がある場合は、まずは鍵の専門業者に相談することをおすすめします。

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まとめ

玄関ドアが開かない場合は、賃貸住宅であればまず管理会社に連絡し、鍵の専門業者に修理を依頼、持ち家であれば、速やかに鍵の専門業者に依頼するのが基本の流れです。

くれぐれも、自己判断で誤った対応をし、故障の状態を悪化させることがないようご注意ください。

また埼玉県内での鍵のトラブルであれば、まずはアートロックサービスにご連絡ください。年中無休で鍵のトラブルの現場に駆けつけるアートロックサービスが、自慢の技術力と提案力で、お困りごとを解決します。