スーツケースが開かない時の鍵の開け方を徹底解説!タイプ別に紹介します。

  • 「旅行先でスーツケースの鍵が開かなくなったので何とか開けたい」
  • 「鍵が開かなくなったスーツケースを自分で開けることはできるの?」

旅行先でスーツケースの鍵が開かなくなった時、このような悩みや疑問を抱えたことがあると思います。スーツケースの鍵が開かなくなった時の最適な対処方法は、その時の状況によって異なります。

しかし、安全、迅速に鍵を開けたいのであれば、鍵の専門業者に依頼するのが最適な方法です。鍵の専門業者に依頼すれば、自宅または、ホテルまで迅速に来てもらって開錠してくれます。自分で無理に開けようとしてもスーツケースが壊れる可能性もあります。

今回の記事では、スーツケースの鍵のタイプや開かなくなった時の対処方法を解説します。
万が一、自宅や旅行先などで、鍵が開かなくなった場合、開け方の対処法を理解しておけば安心なので、ぜひ活用してください。

スーツケースの鍵のタイプと開け方

スーツケースには様々な鍵のタイプがあり、開け方も異なります。

鍵を紛失したり、暗証番号を忘れたりして鍵が開かなくなった場合、自分のスーツケースがどのタイプの鍵なのか理解しておく必要があります。特に旅行先で鍵が開かなくなった場合、迅速な対応が必要です。

今から4種類の鍵のタイプについて解説します。

ダイヤルロック式タイプ

ダイヤルロック式は、スーツケースの中でよく使われているタイプです。3桁もしくは4桁の数字を組み合わせて施錠、開錠を行います。

自分で設定した暗証番号を忘れてしまって開かなくなることがよくあります。その場合の対処方法は、すべての番号の組み合わせを試す「総当たり方式」を使えば、開錠することが可能です。

また、スーツケースにはリセット機能が備わっているので、取扱説明書に記載されているリセット方法を確認しておくことも重要です。もし、最短で開けたい場合は、鍵の専門業者に依頼してください。

キー式ロックタイプ

キー式ロックは、鍵を使用して施錠、開錠するタイプです。

こちらのタイプも一般的に使われていますが、鍵を紛失すると開けられなくなります。鍵を紛失した場合は、予備の鍵がないか確認しましょう。

予備の鍵がない場合、メーカーに問い合わせて代替えキーを取り寄せるか、鍵の専門業者に依頼して開錠してもらうのが一般的です。

電子ロックタイプ

電子ロックタイプは、最新のスーツケースに備わっている機能です。

スマートフォンや指紋認証を利用して鍵を開けることができます。このタイプは、鍵を持ち歩く必要がないですし、暗証番号を覚えておく必要もありません。

ただし、電子機器のタイプなので、電池切れやソフトウェアの不調で開かなくなる可能性もあります。開かなくなった場合の対処方法は、取扱説明書などで事前に確認しておくことが重要です。

どうしても鍵が開かなくなった場合は、スーツケースのメーカーまたは、鍵の専門業者に問い合わせて確認してください。

TSAロックタイプ

TSAロックとは、アメリカの空港での荷物審査に対応した特殊なロックです。

アメリカ旅行に行った際、検査員が特殊な道具で鍵を開けることができます。アメリカへの入国は審査が厳しく、もし、TSAロックでなく別のロックをしていた場合、鍵をこじ開けられるか破壊された上で検査されます。

壊れたスーツケースの補償はありませんので十分注意してください。

基本的には、通常のダイヤルロック、キーロックタイプと同じ開け方になっています。TSAロックが開かなくなった場合は、メーカーに修理依頼するか、鍵の専門業者に依頼するのがおすすめです。

参照:外務省海外安全情報

スーツケースの鍵が開かなくなったときの対処方法

スーツケースの鍵が開かなくなったときの対処方法を詳しく解説します。
特に、旅行中に開かなくなると大変です。事前に対処方法を理解しておきましょう。

自分でスーツケースを開ける

スーツケースの鍵が開かなくなった時、まずは自分で開けることを試みると思います。

ロックタイプによって、開錠方法は異なりますが、ダイヤルロックの場合は、すべての番号の組み合わせを試す「総当たり方式」を使えば、時間がかかっても良ければ開錠可能です。3桁のタイプで30~40分程度、4桁になると5~6時間程度かかりますが、確実に開錠できる方法です。

キーロックの場合、自分で鍵を壊したり、ピッキングを行って開ける方法もあります。

また、電子ロックやTSAロックは特殊な鍵なので、自分で開けるのは非常に困難で、無理に開けようとすると開錠できなくなる可能性もあります。これらの方法は、結果的にスーツケースを壊す行為になるので控えた方が良いでしょう。

空港のリペアショップに依頼する

空港でスーツケースの鍵が開かなくなった時は、空港内に設置してあるリペアサービスショップを利用するのがおすすめです。
リペアサービスショップに持ち込めば、鍵のスペア作成、鍵交換の対応ができます。

料金相場は、3000円~8000円となっています。

ただし、キーロックのタイプによって対応できない場合もあるので、問い合わせて確認してください。現在、日本国内でリペアショップのある空港は、成田空港と羽田空港のみとなっています。

スーツケース専門店に依頼する

スーツケース専門店などに持ち込んで開錠を依頼することも可能です。

購入元の店舗であれば、保証が効く場合や適切な部品を準備できることもあります。店舗によって、その時開錠してもらえる場合とメーカーに問い合わせて時間がかかる場合があるので、持ち込む前に確認すると良いでしょう。

鍵開け専門の業者に依頼する

スーツケースの鍵が開かなくなった時、安心して依頼できるのが鍵の専門業者です。

電話もしくはメールで問い合わせすれば、自宅やホテル(海外は除く)まで30分程度でスタッフを手配してくれます。スーツケースのロックタイプにもよりますが、数十分くらいで開錠可能です。

また、料金相場は、8,000円~20,000円程度です。旅行先から連絡する場合、滞在しているホテルのスタッフに相談するのも良いでしょう。

スーツケースの鍵開けでよくある質問

スーツケースの鍵が開かなくなった際によくある質問をご紹介します。
これらの質問に対する対処法を理解することで、スムーズに鍵開けの対応ができます。

スーツケースをヘアピンやボールペンで開けることはできますか?

ジッパータイプのスーツケースの場合、ボールペンで開けることは可能です。

噛み合っているジッパーの隙間に差し込んで、沿うように動かすと開きます。ただし、この方法はスーツケースを壊すことになるので、最終手段として理解しておきましょう。キーロックタイプのスーツケースの場合、鍵穴にヘアピンを差し込んで開錠することは可能です。

しかし、素人ではかなり難しい作業なので、現実的な対処法ではありません。

スーツケースの暗証番号をリセットする方法を教えてもらえますか?

スーツケースの暗証番号をリセットする方法は、メーカーや年式によって異なります。

一般的なダイヤル式のリセットの手順は以下の通りです。

  1. ダイヤルをすべて0にする
  2. ロックしている箇所を押さえる
  3. ダイヤルを右に回し、新しい番号を設定
  4. ロックを外して、再度ロックをかける

最近は、セキュリティの観点から容易にリセットできないタイプも増えています。
購入した際、確認しておくことが大切です。

スーツケースの鍵穴に鍵が刺さったままで合鍵は作れますか?

スーツケースの鍵穴に鍵が刺さったままでも合鍵は作れます。

鍵の型番を確認して新しい鍵を作成します。
鍵穴が壊れている場合や内部で鍵が折れている場合は、事前に鍵穴を修理する必要があるので、鍵の専門業者に依頼すると良いでしょう。

スーツケースの鍵穴が壊れたのですが、修理するのと買い替え、どちらが良いですか?

鍵穴が壊れた場合、修理か買い替えどちらを選ぶかは、スーツケースの状態によって判断してください。
高価なスーツケースや愛着のあるものなら修理を検討してもよいかもしれません。

鍵穴の修理だけなら3000円~5000円程度で対応してもらえます。一方、スーツケースが古くて他にも不具合がある場合は、修理代を考慮すると買い替える判断をするのも選択の一つです。

まとめ|万が一のために、スーツケースの鍵が開かない時の対処法を理解しておこう

今回の記事では、スーツケースの鍵が開かない時の対処法について解説しました。

スーツケースの鍵が開かなくなった時の最適な対処方法は、その時の状況によって異なります。しかし、安全、迅速に鍵を開けたいのであれば、鍵の専門業者に依頼するのが最適な方法です。

鍵の専門業者に依頼すれば、自宅または、ホテルまで迅速に来てもらって開錠してくれます。自分で無理に開けようとしてもスーツケースが壊れる可能性もあります。スーツケースの鍵が開かなくなった際は、本記事をぜひ参考にしてください。