玄関の鍵交換の費用はいくらかかる?鍵の種類や費用を徹底解説します。

「鍵交換の費用はいくらかかるの?」「防犯性の高い鍵にするならどれがいい?」

家の鍵を交換しようと考えたとき、このような疑問を持ったことはありませんか?

鍵交換の費用や種類は、個人のニーズによって異なります。防犯性が高く、鍵を持ち歩きたくないのであれば、電子錠が最適です。また、安価に抑えたいのであれば、シリンダー錠を選択するのがおすすめです。

本記事では、玄関の鍵交換の費用や種類を分かりやすく解説しています。

玄関の鍵(錠前)の種類

玄関の鍵(錠前)の種類を選ぶとき、防犯性や利便性、費用など個人のニーズで選択は変わります。今から鍵の種類をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

シリンダー錠

シリンダー錠とは、鍵穴に鍵を差し込んで開けるタイプの鍵です。

シリンダー錠は、耐用年数が約10年で丈夫です。種類によって費用も安く、取付作業も簡単にできます。しかし、経年劣化により、鍵穴が歪んで施錠・開錠がしにくくなったり、種類によって防犯性が低い鍵もあります。

シリンダー錠の種類については、以下の表を参考にしてください。

種類特徴使用例
ピンシリンダー錠・子鍵の片方のみに複数の ギザギザがある ・防犯性低い・一般住宅 ・オフィスビル
ディスクシリンダー錠・子鍵の両方にギザギザが ある ・安価 ・防犯性低い ・現在は廃盤・一般住宅 ・オフィスビル
ロータリーディスクシリンダー錠・子鍵の両方にギザギザが ある ・ピッキングに強い ・比較的安価・一般住宅 ・オフィスビル
ディンプルシリンダー錠・防犯性が高い ・子鍵の表面に凹みがある・一般住宅 ・オフィスビル ・自転車 ・金庫

電子錠

電子錠とは、子鍵を使用せずに、電子的な仕組みで施錠・開錠を行う鍵です。

電子錠は、電池で動作するため、配線工事が不要で、設置も容易です。また、市販の電池を使用できます。しかし、施錠権限を付与されたICカードやスマホを紛失すると締め出されるデメリットもあるので注意が必要です。

電子錠の種類については、以下の表を参考にしてください。

種類特徴使用例
カード型・カードをかざすだけで施 錠可能 ・権限情報の変更も可 ・破損すると使えない・オフィス ・賃貸マンション
暗証番号型・鍵の持ち運び不要 ・高い防犯性 ・暗証番号を忘れると開錠 できない ・第三者に教えると変更し なければならない・従業員の出入り口 ・駐車場
指紋認証型・暗記、持ち運び不要 ・高い防犯性 ・指紋薄いと反応しない可 能性・一般住宅

引き戸錠

引き戸錠とは、引き戸に用いる錠前です。

引き戸錠の特徴は、錠前のスペースをあまりとらないので、スムーズな開閉が可能です。種類によっては防犯性が低い場合もあります。個室や寝室に設置するのにも適しています。

引き戸錠の種類については、以下の表を参考にしてください。

種類①種類②特徴
戸先錠彫り込み錠・扉が1枚の引戸で使用 ・戸先に錠前を埋め込む
面付錠・扉が1枚の引戸で使用 ・室内側の扉面に錠ケースが露出する ように取り付けられている
召し合わせ錠プッシュ栓錠・扉が2枚の引戸で使用 ・扉の外側からのみ鍵を閉める
内締まり錠・扉が2枚の引戸で使用 ・扉の内側からのみ施錠する
万能引き戸錠・扉が2枚の引戸で使用 ・扉の内外から施錠、解錠する

玄関の鍵(錠前)交換にかかる費用

玄関の鍵(錠前)交換をする場合、専門業者に依頼するのが一般的です。

費用の内訳は、鍵(錠前)の費用と鍵交換の工賃(その他出張費など)に分けることができます。今からそれぞれの費用の目安をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

鍵(錠前)の費用

玄関の鍵(錠前)を交換する場合の鍵本体の相場価格をご紹介します。鍵本体の費用は、防犯性(破壊やピッキングに強い)が高いほど価格も上がります。特に電子錠は防犯性や利便性に優れている分、価格も他の鍵に比べて割高です。

以下の表を参考にしてください。

鍵(錠前)の種類相場価格
シリンダー錠8,000円~15,000円
電子錠20,000円~150,000円
引き戸錠4,000円~40,000円
あくまでも目安になりますので、エリアや時間帯鍵の形状により異なります。

鍵交換を行う業者の費用

鍵交換を行う場合、専門業者に依頼するのが一般的です。

専門業者に鍵交換を依頼した場合の相場価格は、工賃として10,000円~15,000円が相場です。防犯性能が高く複雑な錠前や電子錠を設置する場合は、工賃も上がる可能性があります。また、業者によって出張料が別途かかる場合もあるので、事前に問い合わせて確認することが重要です。

玄関の鍵交換業者はどこに依頼する?

玄関の鍵交換は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。依頼先として、建材メーカーや個人業者、専門の鍵屋があります。それぞれの特徴を理解し、個人のニーズに合う業者を選択しましょう。

鍵屋

鍵交換を鍵の専門業者に依頼する場合、豊富な経験と知識を持っているため、安心して任せることができます。

対応できる鍵の種類も多く、個人のニーズに合った鍵を提案してくれます。また、24時間対応している業者も多く、夜間や緊急時にも依頼できる点は大きな魅力です。

ただし、交換費用は作業内容や使用する鍵の種類によって異なるため、事前に見積もりを依頼して確認することが大切です。また、専門業者を装い高額な請求を行ったり、悪質な施工をする業者もいるため、依頼する前にウェブサイトで口コミや評判を必ずチェックしましょう。

建材メーカー

鍵交換を建材メーカーに依頼する場合、建物全般に精通しているため、鍵交換だけでなくドア周りのことも考慮して取り付けてもらえます。

また、メーカー保証も付いていることが多いので、何かトラブルが発生した場合でも安心です。しかし、交換費用が高くなる可能性や中古住宅ならドア周りのリフォームなど勧められることもあります。

事前に問い合わせて見積もりを依頼することが大切です。

個人業者

鍵交換を個人業者に依頼する場合、料金を安く抑えられる可能性があります。

個人で仕事を受けるため、迅速で柔軟な対応が可能です。しかし、技術や経験にばらつきがあったり、工事後のトラブルが発生した場合、対応してもらえない可能性もあります。依頼する前にウェブサイトなどで評判や口コミを確認することが重要です。

玄関の鍵交換でよくある質問

玄関の鍵交換でよくある質問をご紹介します。自分で鍵の取り付けをした場合や業者の対応について詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

自分で鍵交換をすることはできますか?

玄関の鍵交換は自分で行うことも可能です。シリンダー(鍵穴)だけの交換であれば比較的簡単に行えます。

鍵一式の交換となると難易度が高いため、専門業者に依頼するのがおすすめです。特に、電源式の電子錠は、電気工事士の資格がないと設置できません。鍵交換に失敗すると、手間や費用がかかるだけでなく、防犯面でも非常に危険です。

鍵を一式交換する場合は、慎重に判断して行ってください。

鍵交換を依頼したら即日に対応してもらえますか?

鍵交換を依頼した場合、業者によって即日対応が可能です。特に、24時間対応を行っている専門業者であれば、緊急の依頼でも迅速に対応してもらえます。ただし、依頼した場所や時間によって時間がかかる可能性もあるので、問い合わせて確認してください。

鍵交換の作業にはどれくらいの時間がかかりますか?

鍵交換の作業時間は、交換する鍵の種類や状況によって変わります。

一般的なシリンダー交換であれば専門業者で10分~15分程度で完了します。電子錠など複雑な場合は1時間程度が目安です。鍵交換を専門業者に依頼する際には、事前に目安の時間を確認しておくと安心です。

まとめ

本記事では、玄関の鍵交換にかかる費用や鍵の種類について解説しました。

玄関の鍵交換は、個人のニーズに応じて鍵の種類や費用が異なります。しかし、鍵の種類が多く、どの鍵を自宅に取り付けるべきか迷った場合は、鍵の専門業者に依頼することをおすすめします。

鍵の専門業者に依頼すれば、ニーズに合った鍵を提案してもらえるため安心です。今後、玄関の鍵交換を検討する際には、ぜひこの記事を参考にしてください。

アートロックサービスは埼玉エリアを中心に鍵開け交換を行っている業者になります。年中無休で埼玉各エリアに拠点を設けておりますので即日最短での訪問が可能です。鍵開けや鍵交換、鍵修理に関してお困りごとがありましたらお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。