家庭用・業務用金庫が開かない時の鍵の開け方や費用相場を解説!|鍵のみ・ダイヤル式の違いも紹介

  • 「暗証番号を忘れて金庫の鍵が開かないので開けてほしい」
  • 「金庫の鍵を開ける時、どこの業者に頼むのがいいの?」

自宅もしくは会社で使用している金庫が開かなくなった時、このような悩みや疑問を抱えたことはありませんか?

金庫には、現金や重要書類が入っていることが多く、開かなくなると非常に大変です。 そのような時は、鍵の専門業者に依頼して開けてもらうのが最良の方法です。 鍵専門業者に依頼すれば、迅速、安全に金庫の開錠をしてくれます。

今回の記事では、金庫が開かない時の開け方や費用相場など詳しく解説します。 金庫が開かない時のガイドブックとしてぜひ活用してください。

家庭用金庫と業務用金庫の違い

金庫にも様々な種類の金庫があります。 金庫を使用する目的は人によって異なりますが、貴重品を盗難もしくは、火災から守るために使用するのが一般的です。 家庭用金庫と会社で使用する業務用金庫の種類や違いについて、今から解説します。

家庭用金庫

家庭で金庫を使用する目的は、盗難防止か、金庫の中身を火災から守るために購入するのが一般的です。

金庫に入れるものは、現金や証券などの貴重品や重要書類を保管するために使います。 小型の据え置きタイプもしくは手提げタイプを使用するのが一般的で、シリンダーキーや暗証番号、テンキータイプの金庫が使用されています。

金庫の価格は、手提げタイプなら1万円程度、据え置きタイプなら2万円~5万円程度です。

業務用金庫

業務用金庫は、一般企業や店舗での使用が多く、社内の機密資料や現金、商品などの貴重品を保管するために使用します。

業務用金庫はサイズや重量があるタイプが多く、盗難防止や火事から守るために使用するのが一般的です。 セキュリティについては、電子ロックなど高度な機能が付いているものが多く、複数の開錠手順が必要なタイプが使用されています。

重量は重いもので300㎏ある金庫もあるので、一度設置すると動かすのは困難です。

金庫が開かない時の鍵開け方法と費用相場

金庫が開かない時は、専門業者に依頼するのが一般的ですが、緊急を要する場合は自分で開ける必要があるかもしれません。 これから、セキュリティ別の金庫の開け方や費用相場を解説します。

家庭や会社で使用している金庫が開かなくなった場合に活用してください。

自分で開ける

緊急を要する場合は、自分で開ける必要があるかもしれません。

金庫のタイプによって工具を使えば開けられるものもありますが、防犯用の金庫は工具を使って破壊するのはほぼ不可能です。 無理やり開けようとするとリロッキングがかかり、開けられなくなるので十分注意してください。

シリンダー式(鍵のみ)タイプの金庫

シリンダー式タイプの金庫は、鍵のみで開けるシンプルな構造になっています。

シリンダーの内部には、鍵の凹凸に対応するピンが配置されており、鍵を挿し込むとピンが持ち上がり、ロックが解除される仕組みです。 鍵を紛失したり、折れてしまった場合は、鍵を作り直してもらうか、専門業者によるピッキングで開けてもらう必要があります。 開錠してもらう場合の費用相場は、1万円~2.5万円程度です。

ダイヤル式タイプの金庫

ダイヤル式タイプの金庫は、数字が書かれてある部分を回して開けるタイプです。 ダイヤル式の内部は、「ダイヤル」「座」「かんぬき」で構成されており、ダイヤルは数字が書かれた部分、座は内部の円盤です。

座の溝を正しく揃えると、かんぬきがその溝にはまり、ロックが解除される仕組みになっています。 ダイヤルの番号を忘れてしまった場合は、開錠するのが非常に困難なため、専門業者に依頼するようにしましょう。 開錠してもらう場合の費用相場は、1万円~3万円程度です。

テンキー式タイプの金庫

テンキー式タイプの金庫は、金庫についているテンキーを使って暗証番号を入力して開けるタイプです。 内部は、暗証番号を押すとソレノイドと言われる機能部品に電気信号が送られ、正しい番号であればソレノイドが動作し、ロックが解除される仕組みになっています。

テンキータイプの金庫は、誤った暗証番号を押してしまうと自動的にロックがかかる場合もあるので注意してください。 開錠を依頼した場合の費用相場は、2万円~4万円程度です。

マグネット式タイプの金庫

マグネット式タイプの金庫は、マグネットキーに磁気を記憶させて開けるタイプで、防犯性が高く、故障しにくい金庫です。

マグネットキーは、平らな鍵に磁石が付いており、鍵穴内部の磁石と反発・吸着することで、バネの力でシリンダーが持ち上がり開錠する仕組みになっています。

マグネットキーの磁力が弱まったり、鍵を紛失して開かなくなった場合は、専門業者に開けてもらうようにしてください。 開錠してもらう場合の費用相場は、2万円~4万円程度です。

電子ロック式タイプの金庫

電子ロック式タイプの金庫には、指紋認証タイプやICカード認証、スマートフォン・NFCカードを使用したタイプがあります。

これらの金庫は、従来の金庫と異なり、電子部分によるセキュリティが高く、耐久性や利便性に優れています。 基本的に金庫の故障やカードの紛失などで開かなくなった場合は、専門業者に開けてもらうようにしてください。

一般的な費用相場は、2.5万円~5万円程度となっています。

金庫の鍵開け業者はどこに依頼する?

金庫の開錠を依頼する場合、どこの業者に依頼すれば良いか解説します。 金庫のタイプや状況によって手段は変わりますが、業者を探す際は以下の内容を参考にしてください。

鍵専門業者に依頼

鍵専門業者は、鍵開けのプロフェッショナルで、鍵のトラブル全般に対応できるため、安心して依頼できます。 

また、セキュリティが高い金庫も開けられる技術を持っています。鍵専門の資格を保有しているスタッフも多く、信頼性も高いのが魅力です。 鍵専門業者は、各地域に店舗も多く、依頼すれば迅速に対応してもらえます。

ただし、金庫のタイプによって異なりますが、費用が割高になる可能性もあるので、事前に見積りを取得することが大切です。

安全、迅速に金庫の鍵開けを依頼する場合は、鍵の専門業者に依頼するのが最適な方法です。

ホームセンターに依頼

ホームセンターで鍵開けサービスを提供している場合もあります。 しかし、金庫の場合、セキュリティのタイプによって開錠が困難なものが多いため事前に確認することが重要です。 手提げタイプの金庫など簡易的な開錠の時に依頼すると良いでしょう。

金庫のメーカーに依頼

金庫が開かなくなった時、金庫の製造メーカーに直接依頼する方法があります。

製造メーカーは、金庫の仕様を理解しているため、最適な手段で開錠してもらえます。 特に、セキュリティが高い電子ロックタイプなどの開錠を依頼する場合は安心して依頼できるのでおすすめです。

しかし、依頼する場合には、保証書などの書類の準備が必要であったり、対応時間が長くかかる場合もあります。 その時の状況を考慮した上で依頼するかどうか検討してください。 

町の便利屋に依頼

金庫の鍵開けを町の便利屋に依頼して開錠してもらうこともできます。

便利屋は多岐にわたる業務を行っており、鍵開けも業務の一つです。

地域密着型のお店が多いため、迅速に対応してもらえるのが特徴で、費用も安価です。 しかし、金庫のセキュリティのタイプによって対応が困難な場合や、安全性に不安があるため、事前に確認するようにしてください。

まとめ|金庫の鍵が開かなくなったら鍵の専門業者に依頼しよう! 

今回の記事では、家庭用、業務用金庫の鍵開けについて解説しました。

金庫が開かなくなった時、鍵を開ける最適な方法は、鍵の専門業者に依頼することです。 鍵の専門業者は、セキュリティが高い金庫でも開けることができます。

また、迅速に対応してもらえるので、早く金庫を開けたい方にとって便利な方法です。 金庫の鍵を紛失したり、暗証番号を忘れて開かなくなった場合は、本記事を参考にしてください。