「鍵を紛失した！どうしよう・・・。」

「鞄に入れたはずなのに見当たらない！」

この記事では、何の前触れもなく訪れる鍵の紛失という緊急事態にどう対処したら良いだろうか、というお悩みへの答えを紹介します。

鍵の紛失への対処方法がありますので、安心してください。

記事を読み終わる頃には、適切な対応方法を見つけ、対処するために行動を起こせるはずです。

まずは冷静になり、じっくり読み進めてください。

鍵を紛失したらまずやるべき4つのこと

鍵を紛失したことに気づいたら、次の4つの手順で対応します。

1. 落ち着いて状況を確認する
2. 鍵を探す
3. 警察に遺失届を出す
4. 管理会社や大家に連絡する

1.落ち着いて状況を確認する

まずは深呼吸して、冷静さを取り戻しましょう。

「鍵を紛失して、冷静でいられるわけがない！」そう思うのは当然です。

しかし冷静さをなくすと、正しい判断力を失います。本来なら簡単に解決できるはずのことにもかかわらず、次々にトラブルを呼ぶ火種になりかねません。

鍵をなくしたことに気づいたら、まずは落ち着くこと。これが鉄則です。

2.鍵を探す

冷静さを取り戻したら、次の手順で鍵を探します。

1. 身の回りで、いつも鍵を置く場所を確認する
2. 身の回りで、いつもなら鍵を置かない場所を確認する
3. その日の行動パターンを思い出し、最後に鍵を確認した場所から遡って探す
4. その日に立ち寄った場所に、鍵が落ちていないか確認する

鍵の紛失で意外に多いのは、身の回りのいつもは置かない場所に、何気なく置いたことが原因のケースです。

しかし思いつく限り探しても鍵を見つけられない場合は、その日に立ち寄った場所、たとえばコンビニエンスストアやスーパーなどに、鍵の落し物が届いていないか問い合わせましょう。

3.警察に遺失届を出す

鍵が見つからない場合は、警察に遺失届を提出します。遺失届の提出方法は、次の2つです。

1. 最寄りの警察署や派出所の窓口で手続き
2. 警視庁行政手続きオンラインから手続き

警視庁行政手続きオンラインは、インターネットにアクセスできる環境があれば、24時間いつでもWeb上で遺失届を提出できるサービスです。利用登録が必要ですが、警察署や派出所まで出向く手間を省けます。

検索キーワードの部分に「遺失届」と入力して、手続きの画面に進みましょう。

警視庁行政手続きオンラインへのアクセスはこちらから

4.管理会社や大家に連絡する

賃貸住宅の鍵を紛失した場合は、必ず管理会社や大家へ連絡しましょう。管理会社や大家がマスターキーやスペアキーを保管している可能性もあります。

また物件によって、個別に定めているルールがあることも珍しくありません。火災保険に加入している場合、保険会社を通じて鍵開けサービスを利用できる可能性もあります。この場合、鍵開けにかかる費用の負担が軽減されるため、利用しない手はありません。

そのほか、次の対応に進む前に知っておくべき内容があるか、確認します。

鍵を紛失したら鍵交換は必須

鍵を紛失したら、防犯のためにも鍵を交換しましょう。

管理会社や大家、また同居している家族が持っているスペアキーで鍵を開け、そのスペアキーから新たな鍵を作れば、とくに問題がないように思われるかもしれません。しかし鍵を紛失している場合、第三者の手に渡っている可能性が十分にあります。

善意の第三者であれば問題ないのですが、悪意の人物であった場合、紛失した鍵を使って不正に侵入される危険性もゼロではありません。

最近では、押し込み強盗事件の報道が後を絶ちません。こういったリスクから身を守り、自分と家族の安全を確保するために、鍵を紛失した場合は鍵の交換は不可欠です。

鍵の専門家に依頼するときの手順

鍵の専門家に依頼する時の手順は、以下のとおりです。

1. 管理会社や大家に鍵の交換について打診
2. 鍵の専門業者を選定
3. 見積もりを依頼
4. 契約・作業の実施
5. 作業完了・支払い

管理会社や大家に鍵の交換について打診

まず鍵の交換を依頼することについて、管理会社や大家の許可を得てください。鍵の交換後、マスターキーやスペアキーを管理会社や大家に預けるように指示される可能性があります。

鍵の専門業者を選定

次に、鍵の専門業者を選定しましょう。業者を選定する際は、次のポイントをチェックすると、安心して依頼できる鍵のプロを見つけやすくなります。

知りたい情報	チェックポイント
信頼性と実績	・会社の評判や口コミ ・施工実績や経験年数 ・資格保有者の在籍
対応力	・24時間365日対応可能か ・緊急時の到着時間 ・対応可能なエリア
料金体系	・明確な料金表示の有無 ・出張費や見積もりの無料提供 ・追加料金の有無
サービス内容	・鍵開け、交換、修理など幅広い対応 ・保証制度の有無 ・アフターフォローの内容

まず鍵の専門業者の公式サイトをチェックして、上記の情報について確認します。なお、そもそも公式サイトが存在しない鍵の専門業者や、公式サイトがあるものの最終更新日が古い場合も、選考対象から外す方がよいでしょう。

公式サイトは、企業にとって名刺と同じです。公式サイトを頻繁に更新している鍵の専門業者であれば、最新の情報やお客様にとって有益な情報を発信しようとする企業である、と判断できます。

また、料金が安すぎる業者には、十分にご注意ください。

少しでも安く鍵を交換したいと思うと、とにかく料金が安い業者を選びがちです。しかし、他社よりも安い料金を提示している鍵の専門業者の場合、支払いの段階で見積もり時にはなかった追加料金を請求されることがあります。

鍵を交換する場合、鍵の種類や素材によって料金が変動します。しかし作業の工賃に、それほど大きな違いはありません。

極端に高いのも考え物ですが、料金だけでなく、信頼性や対応力、サービス内容を総合的に判断して、依頼する鍵の専門業者を選びましょう。

見積もりを依頼

複数の鍵の専門業者の公式サイトをチェックして、気になる業者2～3社ピックアップしたら、それぞれから見積もりを取ります。

見積もりを取るときは、次の点を伝えてください。

• 鍵の種類
• 依頼したい作業内容
• 緊急度

またこのとき、無料で見積もりできるか、出張料やキャンセル料はいくらかかるかについても確認しましょう。

契約・作業の実施

サービスの範囲や料金支払い条件を確認したら、契約書にサインし、鍵の交換作業開始です。

約束した日時に、業者が作業を実施します。できれば作業に立ち会い、どのような対応がおこなわれたのか、自分の目で確認すると安心です。

作業完了・支払い

作業が完了したら必ず、どの部分についてどのように作業したのかについて、説明を受けてください。また今後の使用にあたっての注意点も、このタイミングで確認しましょう。

鍵が正しく機能することを確認できたら、作業は完了。支払いを済ませます。

よくある質問

鍵の紛失に伴って、よくある質問をピックアップしてご紹介します。

紛失した鍵が後から見つかった場合は?

紛失した鍵が後から見つかった場合でも、既に鍵交換を行っていれば、その鍵は使用できません。

安全性を考慮すると、見つかった鍵は廃棄するのがよいでしょう。

賃貸物件で鍵を紛失した場合、誰が費用を負担しますか？

賃貸物件で鍵を紛失した場合、入居者が費用を負担するのが一般的です。

ただし火災保険に加入している場合、一部補償される可能性があります。火災保険は賃貸契約と同時に加入していることがほとんどです。契約書面と一緒に渡された書類の控えを確認するとよいでしょう。

鍵を紛失したら家はバレますか？

鍵を紛失しただけですぐに家がバレるとは、考えにくいです。ただし、以下の場合は注意しましょう。

• 住所が記載された書類と一緒に鍵を落とした場合
• 住宅の近隣（屋外）で鍵を落とした場合

どこで鍵を紛失したかわからない場合は、早めに鍵を交換すると安心です。

まとめ

鍵を紛失したことに気づいたら、まず落ち着いて状況を確認し、鍵を探すことから始めましょう。見つからない場合は、警察への遺失届提出や管理会社への連絡が必要です。

また安全のため、鍵交換は必須。専門業者選定時は信頼性や料金を比較し、慎重に選びましょう。

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